ハイブランドを中心とした商業施設、業務施設、能楽堂などの文化・公共施設などで構成される複合施設GINZA SIXに、ホクセイのステンレスグレーチングが採用されました。

GINZA SIXが位置する東京都中央区銀座六丁目は、2002年に都市再生緊急整備地域(東京都心・臨海地域)に指定され、建物は多くが老朽化や防災上の課題を抱えた旧耐震基準の建物だったため、それらの課題解決と周辺地域に寄与する施設整備を目指し、閉店した松坂屋銀座店(銀座最古参の百貨店)の跡地を含む銀座六丁目10番街区(4,600m2)と隣接する銀座六丁目11番街区(4,400m2)約1.4haにわたる2つの街区を一体的に整備する再開発事業が決まり、2011年12月に都市計画決定し、2017年1月に竣工しました。総事業費は約861億円。

大丸松坂屋百貨店、森ビル、L キャタルトン リアルエステート、住友商事の4社が共同出資して設立したGINZA SIXリテールマネジメントが運営する、地下6階、地上13階の大型複合施設で、各階点検回廊全周にホクセイのステンレスグレーチングが設置されています。

各階点検回廊(キャットウォーク)全周にホクセイ製品を設置
二次コンベース上にグレーチングを高精度に設置

設置場所となる各階の屋外点検回廊はキャットウォークと呼ばれ、建物の点検や整備・メンテナンスを行うための通路として使用されると同時に、GINZA SIXの建物外観の景観にも大きな影響を与えます。
また、機能性だけでなく、夜間間接照明、のれん効果/光源グレーチング下部設置などの効果も織り込んでいます。
さらに、二次コンベース上にグレーチングを高精度に設置(二次元方向可変位置決め特殊金具使用)するなど、高い技術が随所に使われています。
銀座方面にお出掛けの際は、ぜひGINZA SIXのキャットウォークにも注目してみてください。

夜間間接照明効果も考慮した設計