築地市場の代替施設として2018年に建設・開業した、公設の卸売市場「豊洲新市場」に総延長約10kmものホクセイのステンレスグレーチングが採用されました。

豊洲市場の総敷地面積は40.7haで、東側の5街区に青果棟(地上3階建)、西側の6街区に水産仲卸売場棟(地上5階建)、南側の7街区に水産卸売場棟(地上5階建)および管理施設棟(地上6階建)が配置されています。
50年先まで見据えた首都圏の基幹市場として、豊富で新鮮な生鮮食料品流通の円滑化と価格の安定という機能に加え、消費者の意識が高まっている食の安全・安心の確保、効率的な物流の実現など、産地や顧客・消費者の様々なニーズにも対応しています。

ステンレスグレーチング採用総延長約10km
側溝内残滓流入堆積防止対策

こうした、食の安全・安心の確保、効果的な物流を実現するために、耐久性や信頼性、メンテナンス性などを、高いレベルで備えるホクセイの製品が選ばれました。例えば市場構内の様々な鮮魚・青果物などから出るゴミや残滓などが、側溝内に流入・堆積することを防ぐ「側溝内残滓流入堆積防止対策」が施されたステンレスグレーチングや排水ユニット。

市場構内を自由自在に走行し短距離商品輸送を担うターリー(ターレット式構内運搬自動車)が、スムーズに走行するために、高い剛性やフルフラットな設置が可能な中・重荷重視点レスグレーチングも導入しています。
設置場所は各市場構内に加え、観光客を対象とした商業・観光施設「千客万来施設」にも採用され、そのグレーチングの総延長は約10kmにもなります。
豊洲市場にお出掛けの際は、魚や野菜だけでなく、足元に目を落としホクセイのステンレスグレーチングにも注目してみてください。